記事一覧

2025年

赤い「首」にご用心!サクラやモモを枯らす、クビアカツヤカミキリの防除計画作成のススメ

<この記事について>特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」は急速に分布を拡げ、モモやサクラに甚大な被害を与えています。被害防止には早期発見と初動対処が重要です。当社では侵入リスクの高い場所をGISで分析して警戒エリア図を作成。自治体の地域特性を反映した早期防除計画を策定し、侵入阻止を支援します。 「ちいかんラボ」へようこそ。 突然ですが、皆さんは「クビアカツヤカミキリ」という昆虫をご存知でしょ ...

眠っているトレイルカメラのデータを宝に変える!-AI獣種識別サービスで自治体の環境行政を加速- 

<この記事について>野生動物のデータを活用する「トレイルカメラAI獣種識別サービス」。野生動物の映像をAIが高精度で自動識別することで、数カ月にわたる作業をわずか数日で完了させます。これにより、鳥獣被害対策やレッドリスト改定、生物多様性情報データベース構築などの環境行政への活用にも貢献します。 全国の自治体で、野生動物の生態調査や鳥獣被害対策のために設置されている自動撮影カメラ(トレイルカメ ...

バードバスが企業緑地にもたらす価値:生物多様性向上と企業ブランディング

<この記事について>バードバスは、企業緑地の生物多様性向上に貢献する手軽な水場です。特に「循環式バードバス」は水源不要で、トレイルカメラと併用し、野鳥の飛来状況を長期的にモニタリングできます。また、自然共生サイト申請やABINC認証取得に寄与し、ウェルビーイング向上や環境教育にも繋がります。 バードバスをご存知ですか? バードバスとは、庭や公園などに設置する、野鳥が水を飲んだり水浴びをするた ...

AIによる鳥類の鳴き声識別アプリを自作してみた

<この記事について>鳥類の長期的なモニタリング調査実現のため、AIによる鳴き声識別アプリを自作。録音音声の前処理として、鳴き声の音声を適切な長さに自動分割後、短時間フーリエ変換(STFT)によりスペクトログラム(声紋)画像へ変換。鳥類調査の大幅な効率化と、正確な長期モニタリングの実現を目指します。 こんにちは、地域環境計画の印部善弘です。 弊社では、主に夜間に鳴くフクロウ類、サシバ、ヤイロチョウな ...

AIで魚類の調査を革新してみたい最新プロジェクト

<この記事について>水中カメラを用いた魚類調査は、投網やかご罠に頼らずに、効率良く魚類相を把握するのに最適です。撮影した水中カメラの動画をAIで解析することで、遊泳する魚類の種識別と個体数カウントを自動化することができます。そのため、所要時間を短縮でき、手軽さの面でもコストの面でも利点があります。 水中カメラによる魚類調査とAIによる種識別・個体数カウントの紹介 こんにちは、地域環境計画の印部です ...